2026-03-15

玩「改・絵」画

モノクローム展 GALLERY Kunitachi

使われなくなったおもちゃに手を加え、新たな表現へと再創造(Re-creation)する玩改。その実験的創作から生まれたのが「玩『改・絵』画」です。

玩改(ガンカイ)」と「絵画(カイガ)」を重ね合わせ、さまざまな技法・画材・素材を用いて創作実験を重ねた作品をシリーズとして展示しました。

どのおもちゃが使われているのか、想像しながらご覧ください。

玩改 koromo

おもちゃを素材に、身にまとうことから生まれる表現を試みた作品です。

カラフルなプラスチック玩具に白い絵の具を重ねていく中で浮かんだのは、天ぷらの「衣」をつけるイメージでした。浸し、乾かし、向きを変えてまた重ねる——その工程を繰り返すことで、表面に厚みとやわらかさが生まれていきました。

本来は手に取って遊ぶための存在であるおもちゃが、身体に触れ、身にまとうものへと変わることで、違和感や新たな感覚が立ち上がります。

玩改koromoは、おもちゃと身体とのあいだに生まれる関係性を手がかりに、表現の可能性を探る試みです。

玩改koromo に粘土のレリーフを組み合わせた 玩改relief × koromo No.1 / No.2

玩改版画 (ガンカイハンガ)

一回性と偶発性を含む、複製不可能な版画作品。

玩具を動かしながら刷ることで模様が生まれますが、濃淡やフォルムのバランスを取ることが難しく、試行錯誤を繰り返しました。

今回の創作実験の中でも、特に試行回数を重ねた作品のひとつです。

玩改版画 hiragana / iroiro

玩改版画B No. 1 / No. 2

それぞれの作品の中に、まだ見えていないおもちゃの姿や、新たな表現の可能性を感じていただけたなら幸いです。

おもちゃは、再創造(Re-creation)され続ける。

おもちゃからはじまる表現は、まだ途中にあります。

おもちゃからはじまる創造の循環——

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